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連邦獣医局、肉骨混入の飼料と小麦粉を押収

家畜用飼料から肉骨粉混入が発覚 Keystone Archive

スイス国内の製粉所で製造された小麦粉と家畜用飼料から肉骨粉の混入が検出された。連邦獣医局は粉末を押収し、製粉所を操業停止にした。

スイスでは今年初め、肉骨粉が狂牛病の病因とされたことから使用を全面禁止した。が、フリブール州Posieuxの連邦家畜研究センターは、家畜の飼料用のブランのサンプルから肉骨粉の混入が検出された。この製粉所では、人間の食用の小麦粉も製造している。そこで事態を重く見た連邦獣医局は、小麦粉のサンプルも検査したところ、うち1つから微量の肉骨粉が検出された。獣医局は、念のためブランと小麦粉を回収し、問題の製粉所をしばらく閉鎖することを決定した。獣医局は、製粉所の名前と所在を公表していないが、SRG独語テレビのニュース番組「10vor 10」ではアールガウ州のIntermillと報道した。

肉骨粉混入の小麦粉が発見されたことから、連邦獣医局は肉骨粉がどのようにして混入されたのかの調査を開始すると同時に、全国の製粉所の製品の大規模な検査に着手した。「混入が日常的に行われているのかどうか調べる必要がある。肉骨粉がどこで混入されたのか、製造過程か、輸送の段階か、貯蔵中に起きたのか、現時点ではわからない。また、混入がどこまで広がっているのか、他の製粉所も調べる必要がある。」と連邦獣医局調査チームのハイム博士はいう。が、ハイム博士は消費者への危険はほとんどないと次のように述べた。「小麦粉からは極く微量の骨粉が検出されただけで、これが狂牛病の牛の骨かどうかはわからない。が、消費者の健康へのリスクは極めて低い。」。が、肉骨粉が家畜の飼料から食料品のサイクルに入っている可能性を否定することはできない。

連邦獣医局の発表を受け、国内2大スーパーのミグロスとコープは14日夜、両社の商品には肉骨粉混入はない旨を発表した。ミグロスは小麦粉は国内の製粉所10社から仕入れているが、問題の製粉所とは取引がないとの声明を発表、コープは自社製粉所の製品を販売しているとした。

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