電力供給会社40社、合弁設立。電力市場開放へ布石
スイス最大の電力会社BKW(ベルン)と地方電力供給会社40社は19日、合弁会社「ユーティリティー」を設立した。ユーティリティーは「1トール・エネルギー」のブランドで電力を供給、公式な電力市場開放に先立ち新しい製品の開発とサービスの質の効率的な利用を目指す。
合弁会社設立についてBKW役員のクルト・ローバッハ氏は、大小(企業と個人)規模の顧客双方に新製品とサービスの利点と利益をできるだけ早く届けるためと、語った。同社は年内に国内初の水力発電電力「ウォータースター」を導入する計画だ。
連邦政府のスイス電力市場の段階的開放計画は、国民投票の審査を待つばかりとなっている。スイスには約1200の電気公共事業体があり、電力の55%は水力、40%は原子力による発電だ。
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