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スイスインフォ、オンラインメディア国内2位に

PCを覗く眼鏡の女性
Thomas Kern, Swissinfo

スイスインフォ(スイス公共放送協会国際部)はチューリヒ大学公共・社会研究センター(fög)がまとめた「スイスメディア品質年鑑」2025年で、昨年に続き国内オンラインメディアで第2位の評価を得た。

スイスメディア全体の品質は10年前から安定した数値を維持している。10点満点中6.2点と、前年比0.1ポイントの低下にとどまった。スイスインフォの総合品質は前年の7.4点から7.5点に上昇し、全体平均を大きく上回った。

前年に続き、スイスインフォの総合品質は分析対象のオンラインメディア27社中2位だった。スイス放送協会(SRG SSR)傘下のオンラインメディアでは首位。fögは評価理由として「国際志向のスイスインフォは、日常ニュースを超えた高いパフォーマンスが際立っている」と評した。

AI検索でも情報源に

年鑑は、生成AIのChatGPTとPerplexityの回答の情報源として伝統的マスメディアがどのくらい登場するかを初めて調べた。スイスニュースについて具体的に質問した場合、ChatGPTが参照する情報源の36.7%がスイスメディア由来だった。Perplexityでは47.1%とさらに高い。

スイスインフォも頻出した。ChatGPTでは、スイスインフォはドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)に次いで引用頻度が2番目に高いスイスメディアとなった。PerplexityもSRFの参照頻度が最も高く、大衆紙ブリックとスイスインフォが続く。

スイスインフォのラリッサ・M・ビーラー社長は、「ハイブリッドな影響活動が横行する時代において、メディアへの信頼喪失に対抗するには、説得力のあるジャーナリズムの質が不可欠であり、それは国際的に発見可能でなければならない」と強調する。「年鑑が示すように、スイスインフォはChatGPTとPerplexityにおいて、引用されるスイスメディアのトップ3に入っている。情報源の半数はスイスインフォ英語記事にリンクされている。この需要とAIでの高い発見可能性は、スイスインフォの提供価値を裏付けるものだ。事実の正確性は、特にスイスの国際的イメージ形成において極めて重要である」

英語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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