スイス人女性にとって、兵役は魅力的な仕事になりつつある
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女性への兵役義務化を検討するスイスだが、自ら兵役を志願する女性は年々増えている。
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日曜紙ゾンタークス・ブリックは、2017年には過去最高となる250人の女性が自主的に兵役に就いたと報じた。16年より35%多く、15年比では2倍となった。
連邦工科大学チューリヒ校の軍事社会学部長、ティヴォー・シュヴィルシェヴ・トレッシュ教授は同紙に「ウクライナ危機など欧州の地政学リスクの高まりに伴い、女性の防衛への関心は高まっている」と語った。
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スイスでは男性は18歳で基本訓練を受けた後、定期的に復習のための訓練を受ける義務がある。女性に兵役義務はないものの、現在は1000人を超える女性が自主的に軍隊に属し、その半数以上が将校訓練を受けている。
だがスイス軍の女性比率はわずか0.7%で、ドイツの12%やスウェーデンの18%に比べるとはるかに少ない。
スイス当局は昨夏、ノルウェーをモデルに女性の徴兵制度を検討することを明らかにした。スイスの各州も2020年までに例年の軍の説明会への出席を男性にだけでなく女性にも義務付けることを検討中だ。
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