装丁、書体、建築芸術の宝庫

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１７５８年から１７６７年に建てられた修道院図書館の読書室は、教会以外のバロック式広間としてはスイスで最も美しい建造物だ swiss-image

この図書館では本の貸し出しのほか、博物館や展覧会としても利用される RDB

スイス人芸術家ドゥオ、ゲルダ・シュタイナー氏とヨルク・レンツリンガー氏の作品「心の温まるもの（Seelenwärmer）」が展示されている Keystone

ハンス・ホルバイン・デム・ユンゲレン（１４９７/９８年から１５４３年）の作品「墓に眠るイエスの死体（Leichnam Jesu im Grab）」 EQ Images

修道院図書館は写本を２１００冊、最初期の活版印刷本（インキュナブラ）を１６５０冊、それ以降の本を１７万冊所蔵している RDB

ザンクト・ガレン市出身のデザイナー、フェリックス・エブネーター氏が作ったのは、図書館用の新しいはしごだ Stiftsbibliothek St. Gallen

この図書館の目玉は、ほかに例を見ない写本コレクションだ RDB

７１番目の詩編に描かれた最初の文字は９世紀末、当時有名だった写本筆写者、フォルハルトが書いた RDB

２０１０年に改修された写本保管室の化粧しっくい Keystone

写本保管室の棚に描かれたインタルジア。左は美少年アドーニスとヴィーナス、右はパーンとアポロ Keystone

棚に取り付けられた美しい金具 Keystone

１７１２年にチューリヒの軍隊がこの図書館から持ち出した地球・天球儀は、今もチューリヒに保存されており、ここにあるのは原型そっくりのレプリカだ Keystone

製作に７０００時間が費やされたレプリカは、２００９年から修道院図書館で展示されている Keystone

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ザンクト・ガレン修道院図書館はスイス最古の図書館で、世界で最も美しい修道院図書館の一つに数えられる。１９８３年にはザンクト・ガレン修道院と共に、世界遺産に登録された。

ザンクト・ガレン修道院の礎石が置かれたのは６１２年。修道院図書館の最初の痕跡は８２０年頃にさかのぼる。何百年にもわたって、修道院と図書館は写本や細密画の中心的存在だった。１７５８年から１７６７年には、豪華絢爛（けんらん）なバロック式の広間が建てられる。図書館には現在、写本が２１００冊、最初期の活版印刷本（インキュナブラ）が１６５０冊、それ以降の本が１７万冊所蔵されている（写真：Keystone, RDB, swiss-image, Stiftsbibliothek St. Gallen, EQ Images）