Nankai Electric Railway
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大阪から和歌山、高野山をつなぐ南海電気鉄道(本社・大阪市)とスイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB、本社モントルー)が姉妹鉄道協定を結んだ。
3大観光特急列車の一つ「ゴールデンパスライン」を運行するMOBは、最急勾配73パーミルの区間を走る山岳鉄道として知られる。南海電鉄も同じく最急勾配50パーミルの「こうや花鉄道」がある。また両社とも沿線上に世界遺産があるなど共通点が多いことから、姉妹鉄道協定の締結が実現した。
10月24日に大阪市内のホテルで行われた協定締結式には、両鉄道会社の社長、駐日スイス特命全権大使のジャン・フランソワ・パロ氏らが出席した。
南海電鉄は姉妹鉄道協定にあたり、スイスと日本の国旗、両社の社名をあしらった円盤状のヘッドマークを作製。来年1月末まで一部の路線区間で、このヘッドマークを付けた車両が走る(写真)。MOBも一部車両に同じヘッドマークを付けて走らせる予定。
日本では他にも、箱根登山鉄道(本社・神奈川県小田原市)がスイス東部を走るレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道協定を結んでいる。
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スイスの政治
スイス・ゲスゲン原発、再稼働はさらに半年延期
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スイス北西部のゲスゲン原子力発電所の運転再開がさらに6カ月間遅れることになった。定期検査が行われた5月下旬以降、発電を停止している。
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スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
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スイス連邦政府のイグナツィオ・カシス外相は19日、ウクライナ情勢を巡る和平交渉について、スイスはロシアとウクライナの首脳会談を開催する「準備は万全」と述べた。
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スウォッチ、「つり目」広告を撤回 人種差別と炎上
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スイスの時計大手スウォッチはつり目ポーズのモデルを使った広告を謝罪し、撤回した。中国を中心に人種差別的だとの批判が出ていた。
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世界貿易
トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
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スイスに対し39%の関税を発表する前日の7月31日、ドナルド・トランプ大統領がカリン・ケラー・ズッター大統領との電話会談で、米国への「投資」ではなく直接的な金銭支払いを要求していたことが分かった。大衆紙ブリック日曜版が報じた。
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文化
ロカルノ映画祭、三宅唱監督「旅と日々」に金豹賞
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スイス南部で開催されたロカルノ国際映画祭で、三宅唱監督の「旅と日々」が最高賞にあたる金豹賞を受賞した。
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宇宙研究
国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
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日本製とドイツ製のロボットが、国際宇宙ステーション(ISS)で「宝探し」をして遊んだ。スイス・ルツェルン応用科学芸術大学(HSLU)もこの実験に貢献した。
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スイス中銀、新紙幣デザイン12案発表 一般投票募る
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スイス国立銀行(中銀、SNB)が、新フラン札のデザイン案12点を発表した。来月7日まで、インターネット上で一般投票が行われる。
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気候適応
ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増
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ジュネーブ州では13日、バスやトラム(路面電車)など公共交通機関が終日無料となった。オゾン濃度が急増したことへの対応で、スイスでは初めての措置だ。
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スイスで記録的暑さ 政府が警告
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スイスで全国的に気温が上昇し、猛暑への警戒が強まっている。11日にはスイス西部と南部ティチーノ州の一部地域に対し、熱中症など健康被害を受けるリスクが大きい「危険度3」の警報が発令された。
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知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞
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ハンス・リンギエ財団は9日チューリヒ在住の作家アドルフ・ムシュグさん(91)に欧州政治文化賞と賞金5万ユーロ(約860万円)を授与した。同賞がスイス人に授与されるのは初めて。
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世界一遅い特急列車「スイス氷河特急」でパノラマ車窓の旅をじっくり楽しむ
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雄大なスイス・アルプスの絶景をゆったりと満喫できる赤い列車「氷河特急」。「特急列車」という名前とは裏腹に、平均時速34kmという「鈍行」で、サンモリッツとツェルマット間の壮大な雪景色の中を8時間かけて走る。
1930年創業という歴史あるこの「氷河特急」は、スイスの代表的な山岳地帯を横断し、七つの谷、291の橋、91のトンネルを抜け、標高2046メートルのオーバーアルプ峠を通り抜ける。春は彩られた花の咲く薄緑の草原を駆け抜けるのだが、冬に雪の降る白銀の世界を赤い列車が走る姿は、一際目を引くものだという。
列車の中では、急勾配を走るということで、グラス中のワインが水平になるように作られたという氷河特急の名物「傾いたワイングラス」でワインをゆっくり楽しみながら、極上の気分でスイスが誇る景色を満喫できる。
大きな車窓で雪見路線を楽しむことができるともいわれるパノラマ車両の氷河特急ルートは、スイスの観光客を今までも魅了してきた。そんな中、新たなパノラマ車両が4月から運行するという。スイス・アルプスの南北を結びゴッタルドベーストンネルを通るゴッタルド鉄道では、最新のパノラマ列車「ゴッタルド・パノラマ・エクスプレス」が運行を開始し、フリューレン~ティチーノ州間の絶景を楽しむことができるようになる。
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Airbnb、アルプス地方でブーム
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米民泊仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」がスイスで拡大を続けている。スイス南部ヴァレー州の観光調査団体「Tourobs」が12日に発表した調査によると、成長をけん引しているのは都市部ではなく、アルプス地方だった。
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スイス、上半期の宿泊産業好調 日本人は12.8%増
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連邦統計局は7日、上半期における国内外からの延べ宿泊客数は、総計1760万人泊だったと発表した。そのうちスイス人の延べ宿泊客数は810万人泊(4%増)で、半数以上(4.7%増)が国外からの観光客によるものだった。 と…
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「日本ブーム」到来 旅行先としての日本の魅力とは
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観光客の数が増加の一途を辿る日本だが、スイスからの観光客も例外ではない。近年、日本へ旅をするスイス人が増えている理由とは?そして、伸び悩むスイスの観光産業が日本から学べることとは?
日本政府観光局の統計によると、スイスからの訪日者数は2003~16年の13年間で155%増加している。スイスの観光業者の間でも、とりわけここ2年間は一種の「日本ブーム」が訪れているという共通の認識みられる。
16年の訪日客数の中で最多だった中国人の約637万人に対して、スイス人の約4万4千人は一見僅かに見えるが、両国の人口に占める割合で見ると、スイスにおける日本の人気は高いと言える。中国の場合、人口の0.47%が同年に日本を訪問しているのに対し、スイスは0.53%。欧州で訪日者が最多だった英国の0.45%より多い。
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スイスの別荘、購入価格が下落
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サン・モリッツやヴェルビエなどスイス屈指の観光地でも、不動産価格が前年比で3~9%下落。これは、不動産価格が上昇しているフランスやオーストリアのアルプス地方とは極めて対照的だとUBSは指摘する。 UBSはスイスの別荘…
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伸び悩むスイスの観光産業、打開策はあるのか?
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スイスのアルプス、湖、村、谷などの壮観は昔から世界中の観光客を惹きつけてきた。しかし今、スイスへの観光客が減っている。その原因は?
低迷する観光産業の原因は、スイスのイメージ低下ではない。今でも安定した、牧歌的で美しい国というイメージは変わらず、旅行で訪れたい国にもよく名前が挙がる。
さまざまな国の観光政策の顧問を務め、国の評判を測るシステムを開発したサイモン・アンホルト氏によると、スイスに対する世界の評価は以前と変わらず「すばらしい」という。スイスは各国のイメージに関する世界ランキングで過去10年間、8位の座を守り続けている。
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