
スイス主要空港の旅客数、急増もコロナ禍前下回る

連邦統計局(FSO)が21日に発表した最新統計で、スイスの主要空港では4月から6月末にかけて旅客数が急増したことが分かった。だが新型コロナウイルス感染症拡大前の水準は依然下回る。
統計局の発表によると、2023年第2四半期(4~6月)の定期便およびチャーター便の発着、現地発着、乗り換えを合わせた旅客数は1380万人で、前年同期比で21%増加した。しかし新型コロナ危機発生前の2019年同期と比較すると、依然として1割ほど下回っている。
旅客数が最も多かったのはチューリヒ空港の760万人(28%増)で、次にジュネーブ空港(約400万人、12%増)とバーゼル・ミュルーズ空港(220万人、14%増)が続いた。
航空便の発着回数も、チューリヒ空港で5万6136回(18%増)、ジュネーブ空港で3万1981回(7%増)、バーゼル・ミュールーズ空港で1万7266回(7%増)と、ほぼ同様の結果となった。スイス人旅行者の主な目的地はスペイン、英国、ドイツ、フランス、イタリアとなっている。
英語からの翻訳:大野瑠衣子

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。