スイスEPFL、入学者数を3000人に制限 留学生は高校の成績順に
スイス西部の名門校、連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は22日、2025年度から学士課程の入学者数に3000人の定員を設ける方針を発表した。
声明外部リンクによると、入学定員は2028年度まで4年間実施され、その後延長する可能性がある。定員を超える場合、スイス以外の高校を卒業した学生が入学できなくなる。定員案は3月18日まで学内協議にかけられる。
EPFLの2023年の学生数は学士・修士課程合計で1万894人と、2010年の5283人から倍増した。声明によると、講義室に学生が入りきらず、教員に対する学生数が増え「EPFLの特徴であるプロジェクトベースの学習が困難になっている」という。
定員案では、連邦工科大学(ETH)法に則り、スイスの高校卒業証明書(マトゥーラ/マチュリテ)を取得した全ての卒業生は無制限で入学が許可される。留年して2年生に上がれなかった学生も同様だ。定員枠の残りは外国の高校卒業証明書を持つ入学志望者に割り当てられ、高校の卒業成績順で入学が許可される。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
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