The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録
フィンテックでスイスの金融業界は生まれ変わるのか

フェイスブック主導のデジタル通貨「ディエム」スイス離脱へ

フェイスブック
米フェイスブックが支援するデジタル通貨プロジェクト「Diem(ディエム)」(資料写真) Ap

米フェイスブックが支援するデジタル通貨「ディエム(旧リブラ)」が、スイスから米国に本部機能を移し、米ドル連動型のステーブルコインを発行する方針だ。スイス当局への決済免許申請は取り下げた。

フェイスブックほか25社で運営されるディエム協会はジュネーブに拠点を置く。同協会は今年後半、米ドル連動型の暗号通貨を発行する予定だと述べた。

外部リンクへ移動

ディエムのスチュワート・リービー最高経営責任者(CEO)は13日、社のツイッターで「このプロジェクトは、FINMA(スイス連邦金融市場監査局)およびFINMAによって召集された世界の20を超える規制当局の建設的なフィードバックにより、大きな恩恵を受けてきた」と述べた。

FINMAは13日夕、声明で申請が取り下げられたと発表した。

ディエム協会はまた、米ドルに裏付けたステーブルコイン発行に向け、シルバーゲート・キャピタル・コーポレーションと提携したと発表した。

フェイスブックは2019年、前身のリブラプロジェクトを発表。当時は国の通貨バスケットに基づく暗号通貨を想定していたが、規制や商業的な反発を受け大幅に縮小。昨年12月に名称を変更した。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

詐欺を警告するPC画面

おすすめの記事

スイス銀行の顧客を騙した英国人留学生に有罪判決

このコンテンツが公開されたのは、 スイス銀行を狙った口座乗っ取り事件で、英国で刑事告訴されていた英国人学生(21)に禁固7年の有罪判決が言い渡された。スイス連邦検察庁によると、学生はスイスの銀行顧客から約240万フラン(約4億4000万円)を騙し取った。

もっと読む スイス銀行の顧客を騙した英国人留学生に有罪判決
オリーブの木

おすすめの記事

温暖化でスイスがオリーブの名産地に?

このコンテンツが公開されたのは、 スイス西部のフランス語圏は温暖化によりオリーブの木を育てやすくなっている。生産者らは2026年には栽培本数が2万本に倍増し、南部のイタリア語圏ティチーノ州を追い抜くと見込む。

もっと読む 温暖化でスイスがオリーブの名産地に?
山肌に描かれた巨大な絵

おすすめの記事

アルプスに新しい巨大地上絵が登場

このコンテンツが公開されたのは、 世界各地で巨大な地上絵を描くアーティストのSAYPE(セイプ)さんが、スイス南部ヴォー州のアルプス山頂に新作を完成させた。

もっと読む アルプスに新しい巨大地上絵が登場
原発

おすすめの記事

スイス・ゲスゲン原発、定期検査後に稼働再開できず

このコンテンツが公開されたのは、 スイス北部デニケン(ソロトゥルン州)のゲスゲン原子力発電所が2カ月近く、発電を停止している。給水配管システムに過負荷がかかっている可能性があり、安全性が証明されるまで発電を再開できていない。

もっと読む スイス・ゲスゲン原発、定期検査後に稼働再開できず
セメンヤ

おすすめの記事

欧州人権裁判所、スイスは「セメンヤさんの権利を侵害」

このコンテンツが公開されたのは、 欧州人権裁判所(ECHR)大法廷は10日、スイスが女子陸上五輪金メダリストのキャスター・セメンヤさん(南アフリカ)の権利を侵害したとする2023年の判決を支持した。

もっと読む 欧州人権裁判所、スイスは「セメンヤさんの権利を侵害」
スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部