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ミューレベルク原発、運転を再開

異常が発見され緊急停止したミューレベルク原子力発電所(ベルン州)は8日朝、運転を再開した。蒸気管で放射線量が上昇し、自動的に運転が止められていた。住民や自然環境に対する危険はなかった。

 同原発を運営する電力会社BKW外部リンクによると、7日朝に実施した月例の点検で、タービンを回した蒸気を冷やして水に戻す復水器で水素の量が一時的に増えたのを確認。それに伴い蒸気管の放射線量も上昇した。

 BKWが7日に調査したところ、放射線量の上昇を検知した監視システムが、自動的に蒸気管を遮断したことが分かった。連邦核安全監督局(ENSI)外部リンクの承認を得て、原発の運転を再開させた。

 ミューレベルク原発は沸騰水型原子炉で、原子炉で水を沸騰させて蒸気を作り、蒸気管がその蒸気をタービンに送る。タービンに送られた蒸気は発電した後、冷水器で冷却され、再び液体となって原子炉に流れ込むクローズドシステムになっている。

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