スイス西部で激しい雨、洪水も
スイス西部一帯で6日、激しい雷雨が降った。一部地域では洪水・道路の冠水が発生、避難警報が出た。
このコンテンツは 2018/08/08
スイスワインの生産地で知られるヴァレー(ヴァリス)州の州都シオンでは特に激しい雨が降り、ワインの貯蔵庫が浸水した。
フランス語圏のスイス公共放送(RTS)によると、市民は消防士の誘導で避難を余儀なくされた。警察には2時間の間に避難勧告の発令などを求める電話が千件以上あったという。
鉄道駅も激しい雨により浸水。シオンでは道路が冠水し、車が立ち往生した。
スイスとイタリアをつなぐアルプス越えの要所「グラン・サン・ベルナール峠」など主要幹線道路では、雨によって流されたがれきや石が散らばり、交通が混乱した。
スイス気象台(メテオスイス)によると、レマン湖ほとりのヴァレー州ル・ブヴレ/シャブレでは時速90キロメートル超(秒速25メートル)の強い風を観測。同じく湖畔にあるヴォー州プランジャンでは40ミリの雨が降った。

JTI基準に準拠
現在この記事にコメントを残すことはできませんが、swissinfo.ch記者との議論の場はこちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。