海外で医者にかかるとき、言語がハードルになりやすい
Keystone / Nadine Andrey
スイス在住日本人の医療・健康支援を目的とした、現地の日本人医療・福祉関係者らによる非営利団体「ジャムズネット・スイス」が1日、発足する。
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同団体は、スイスの高齢者施設で介護職をしているリッチャー美津子さん(54)が中心となって立ち上げた。
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海外で医療サービスを受ける日本人にとっては言語が1つの壁となる。非英語圏で、公用語が4つあるスイスではなおさらだ。
スイス国内には日本人医師や介護士、カウンセラーがいるが、在住日本人支援に特化したネットワークは今までなかった。
元看護師のリッチャーさん自身も「在住日本人の医療・介護相談に応じる中で、専門職同士で情報交換できる場が必要だと感じていた」という。新型コロナウイルス危機による健康不安への高まりも背景にあった。
団体はウェブサイト外部リンクなどを通じて日本語で医療福祉情報を発信し、在住日本人の医療・健康相談に応じる。講演会なども行う。
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リッチャーさんは「スイス在住日本人のニーズに合った形を見極めながら、在留邦人の『よろず相談所』として活動していきたい」と話す。
ジャムズネット外部リンク(邦人医療支援ネットワーク)は2006年、米国日本人医師会が中心となってニューヨークに設立した官民連携の非営利団体が始まり。日本、カナダ、アジア、ドイツに支部があり、ネットワークは世界46カ国に広がる。スイスは独立組織として連携を図る。
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