
知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞

ハンス・リンギエ財団は9日チューリヒ在住の作家アドルフ・ムシュグさん(91)に欧州政治文化賞と賞金5万ユーロ(約860万円)を授与した。同賞がスイス人に授与されるのは初めて。
財団のフランク・A・マイヤー理事長は声明外部リンクで「マックス・フリッシュとフリードリヒ・デュレンマットの時代に根ざしたおそらく最後の詩人であるアドルフ・ムシュグによって、スイス国民が初めて評価される」と称えた。
これまでの受賞者には、アレクセイ・ナヴァルニー、ジャン・クロード・ユンカー、ジャン・クロード・トリシェ、ハンス・ディートリッヒ・ゲンシャー、ヴォルフガング・ショイブレ、マリオ・ドラギといった政治家や、哲学者のユルゲン・ハーバーマス、ペーター・スローテルダイク、歴史家のハインリッヒ・アウグスト・ウィンクラーといった知識人がいる。(敬称略)
ムシュク氏は日本とも関係が深く、1962年から1964年までは国際基督教大学(ICU)で教鞭を執った。「兎の夏」(1965)や「フクシマへの帰郷」(2018)など日本を舞台にした小説も執筆している。
英語からのDeepL翻訳・追記:ムートゥ朋子
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