© Keystone / Laurent Gillieron
世界中の新型車が一堂に集まるジュネーブモーターショーは、4年連続で開催中止を決定した。
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ジュネーブモーターショーを主催する財団のモーリス・トゥレッティーニ理事長は「世界経済や地政学の不確実性、パンデミックの進展に絡むリスクを鑑み、2023年にドーハで開催するイベントの企画に専念することを決めた」と述べた。
モーターショーは来年2月14日~19日、ジュネーブのコンベンションセンター「パレクスポ」で行われる予定だった。
主催者にとっては出展者不足が懸念材料だったという。世界経済の不振によって、出展者数や展示予定の新車モデルの数に影響が出ている。延期も検討されたが、実現可能な解決策とはならなかった。
モーターショーのサンドロ・メスキータ最高経営責任者(CEO)は「この不透明な時代において、多くのブランドは冬の欧州での展示会参加を約束できる状況にない。全ての要素を考慮した結果、2023年の展示会を予定通りジュネーブで開催できないことが財団にとって明らかになった」とした。
ジュネーブモーターショーが最後に開催されたのは2019年。その後は新型コロナウイルス感染症のパンデミックなどで中止が続いていた。隔年開催のカタール・ジュネーブモーターショーは2023年11月にドーハで行われる予定だ。
英語からの翻訳・宇田薫
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