
UBS、クレディ・スイスのロシア人口座を解約へ

ドイツ語圏の日刊紙NZZ日曜版は30日、UBSはクレディ・スイス(CS)から引き継いだロシア人顧客の口座の50~75%を解約すると報じた。UBSにとってリスクが大きすぎると判断した。
NZZ外部リンクによると、具体的に誰の口座が解約されるかは不明だ。明らかなのは、ロシアのパスポートを持ちながらロシア国外に居住し、現在はクレディ・スイスのスイス本店から越境サービスを受けている顧客とされる。
UBSは同紙の取材に対し公式見解を表明しなかったが、かつてのライバル行だったCSに比べリスク選考度が低いことは明言した。またCSとの「リスクマネジメントの原則と企業文化を統合後の組織全体に根付かたい」と語った。
他の地域のCS顧客も解約される可能性があるが、数は少ないという。
ロイター外部リンクは25日、プライベートバンクのジュリアス・ベアもロシア在住顧客との取引を年内に全て終了すると報じた。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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