© Keystone / Martial Trezzini
エディンバラ発ジュネーブ行きのイージージェット機が昨年11月5日、ジュネーブ空港に着陸する際に低空飛行しすぎ、危うくレマン湖面に衝突するところだったことが明らかになった。詳しい経緯や原因はなお調査中だ。
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地域紙トリビューン・ド・ジュネーブ(TdG)が6日報じた。同機は乗客157人を乗せたエアバスA320。パイロットは湖面にぶつかる直前で右方向に舵を切り、衝突を免れた。
スイス運輸安全調査委員会(STSB)が先月16日、事件に関する1次報告書外部リンクを発表した。報告書は「何が起こったのか簡潔・暫定的に説明する」もので、「この重大インシデントの状況を完全に分析することはできない」と注記した。
報告書は「(ジュネーブ空港の)滑走路22への進入中、航空機はグライドスロープ(航空機に適切な進入角度を指示する装置)より大幅に低く降下し、運航乗務員が復行を開始した」と結論付けた。
TdGはadsbexchange.com外部リンクなど公開サイト上のデータをもとに、同機はジュネーブ空港の滑走路から12キロ離れたレマン湖上空を、本来なら高度750メートルを飛行すべきところ高度230メートルを飛んでいたと報じた。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
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