スイス西部ヴォー州のレザンにあるベルニューズ山頂で雪を楽しむスキー客。12月26日撮影
© KEYSTONE / JEAN-CHRISTOPHE BOTT
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好天気と良い雪の状態に恵まれ、クリスマスと新年にかけ多数のスキー客がスイスの山岳リゾート地を訪れた。
ヴァレー(ヴァリス)州の人気のリゾート地ヴェルビエでは、クリスマス期間中1日に2万人以上のスキー客が訪れた。リフト会社を経営するローレン・ヴォーシェール氏が2日、明らかにした。好天気に恵まれ、雪のコンディションも良かったことから、訪問者数が2018年を上回った。
ヴォー州の山岳リゾート地も同様に好調。ヴィラール/グリヨン/ディアブルレ地区でリフト会社を経営するピエール・ベッソン氏は、リゾートがほぼ満員だと語った。昨年の同時期は、冬の嵐「エレノア」や「ブルクリント」に見舞われ客足が遠のき、スキー客は1日1500人だったのに対し、今回は1日8000人だった。
ドイツ語圏の山岳リゾート地も好結果を報告している。スイス東部のフルムサーベルクでは、クリスマスから大晦日までの期間中に約7万人の観光客が訪れた。
グラウビュンデン州も同じく、前シーズンと比べスキーリフトの乗客数が5.5%増。スイス南東部のエンガディンにあるサン・モリッツのスキー場が10.6%と最も高い伸びを記録した。
ベルナーオーバーラントのマイリンゲン/ハスリベルク地区でリフト会社を経営するハンスペーター・ヴェンガー氏もまた、年末年始の業績に「非常に満足している」と述べた。
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