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LHC再稼動の見通しは立たず

世界最大の加速器が温まるのを待つ Keystone

陽子ビームをほぼ光速に近い速さに加速する「大型ハドロン衝突型加速器 ( LHC ) 」。世界最大のこの加速器は9月10日に稼動を開始したものの、故障のニュースが相次いでいる。

このコンテンツは 2008/09/23 09:26

LHCは、陽子ビームを正面衝突させて宇宙の誕生を再現するための加速器だ。だが今回の故障で、関係者は実験再開までに数カ月かかると見ている。

冷たすぎる加速器の中

中に入って修理する前に、LHCの中に設置されている絶対零度まで冷やされた巨大な超伝導磁石の温度が十分上昇するまで待たなければならない。絶対零度は約-273℃と宇宙よりも寒く、人間が耐えうる温度よりもはるかに低いのだ。科学者が中に入ることができるくらいまで温度が上昇するのを待つだけでも、数週間かかるという。

「セルン ( 欧州合同素粒子原子核研究機構・CERN ) 」の広報担当官ジェームス・ギリース氏は9月22日、以下のように述べた。
「現在は調査の真っ最中。具体的なことがわかり次第、発表するつもりだ。それまで憶測は控える」

ギリース氏はまた、稼動再開までには最低2カ月はかかると言う。加速器を温め、再度冷却するだけで2カ月かかるのだ。修理する時間はここには含まれていない。
「加速器の中に入って検査をし、問題を解決するまでにどのくらいの時間がかかるのか、まだ見当がつかない」

LHCは始動の数日後、変圧器に問題が生じて数日間作動が停止された。その後19日に作動が再開されたが、新たに問題が生じたため、同日再び作動が停止された。

swissinfo、外電

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