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無料語学コースで外国人の社会統合を促す

バーゼル・シュタット準州 では、新しくスイスに移住してきた外国人を対象に、無料ドイツ語コースを設けている。この制度を利用した外国人は既に千人以上にのぼる。(Julie Hunt, swissinfo.ch)

スイスでも珍しいこの制度はイニシアチブ(国民発議)がきっかけで発足し、2014年11月に州の国民投票で可決された。無料語学コースを通して、外国人が地域にスムーズに溶け込めるようにするのが狙いだ。

新しくバーゼル・シュタット準州に移住し、滞在許可証B(初期滞在許可)を所有する外国人は、バーゼル市周辺にある語学学校12校のいずれかで無料ドイツ語コースを受講できる。語学コースのクーポン券は1年間有効で、無料ドイツ語コースを提供する語学学校は、クーポン券を利用した生徒1人あたり1200フラン(約13万6千円)を受け取る。生徒の語学力に合わせて初級~上級の中から受講コースを選び、実用的な表現を中心に授業を進めていく。

2014年12月以降、バーゼル・シュタット準州では約4500枚のクーポンが発券された。これまでの受講率は23%だ。

語学学校インリングアで、無料コースに参加する2人の生徒に話を聞いた。

(Übertragung aus dem Englischen: Gab y Ochsenbein)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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