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木の賢人 クリスマスだけに終わらないモミの木

クリスマスツリーのレンタルはいかが?スイスでは毎年、クリスマス後に百万本以上のモミの木がゴミとして捨てられる。これをどうにかしたいと、スイス・ベルンに住むクリステン家のミヒャエルさんとアドリアンさん兄弟は、昨年からモミの木のレンタルを始めた。

ベルン州で園芸センターを経営するミヒャエルさんと、森林官のアドリアンさんが扱うモミの木は5種類。オンラインで注文ができる。注文を受けると植木鉢に植えられたモミの木を各家庭に配達し、クリスマス後にそれらを回収する。スイスインフォは、ミヒャエルさんと彼の父の配達に同行した。

一番小さな木の高さは約1メートルで価格は72フラン(約8千800円)。一番大きなものは1.80メートルだ。モミの木は6回ほど使用できるが、「その後は大きく育ちすぎる」とクリステン兄弟は言う。成長しすぎてクリスマスツリーとして使えなくなった木は地面に植えられ、そのまま自然の中で育っていく。

クリステン兄弟によると、オンラインストア「Traumnaum.ch」で扱うモミの木350本のほとんどが予約済みだという。モミの木をレンタルする人々の理由は様々だ。国内産の木を使えば環境にやさしいからだと言う人、木を繰り返し使うという考え方が良いと言う人もいる。また、とりわけ年齢層の高い人たちは、このレンタルがとても便利だからだと言う。

レンタル期間中は、モミの木に毎日水をやる必要がある。しかし毎日きちんと世話をしても、室内外の温度差などの環境の変化がモミの木の約10%に大きな負担を与えるという。

(写真・Christoph Balsiger、swissinfo.ch 文・Thomas Stephens、swissinfo.ch)