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ヒゲワシ スイスで野生復帰プロジェクト

スイスアルプスでは19世紀から姿を消していたヒゲワシ。現在、この鳥を繁殖してスイスで野生復帰させる活動が行われており、まだ飛べない3羽の若鳥が5月下旬、スイス中央部の山に放たれた。(SRF/swisisnfo.ch)

このコンテンツは 2015/06/23 11:00

ヒゲワシ保護財団のメンバーは、オプヴァルデン州メルヒゼー・フルットのヘングリボーデン山に3羽の若いヒゲワシを連れていった。メンバーたちはこの3羽が飛べるようになるまで餌を与え、見守っていく予定だ。

同財団は1991年から合計38羽のヒゲワシをスイスで放鳥。2007年以降、グラウビュンデン州とヴァリス(ヴァレー)州でヒゲワシの自然繁殖が確認されている。

ヒゲワシは狼やイヌワシなど、捕食動物が生息する人里離れた場所を好み、他の動物が食べ残した死骸の骨髄を餌にしている。

ヒゲワシは過去、乱獲が原因でアルプスから姿を消した。羊を襲うのはヒゲワシだと誤解されていたためだ。

今日では、肉食動物の体内に残った毒や、生息地の悪化、巣への妨害、餌の減少、送電線への衝突などがヒゲワシにとっての脅威となっている。

国際自然保護連合は2014年、ヒゲワシを近い将来絶滅の恐れがある「準絶滅危惧種」に指定した。

ヒゲワシは翼を広げると3メートル近くになり、重さはおよそ8キロ。他のハゲワシとは異なり、ヒゲワシは禿げていない。

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