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革命後のリビア

新しくオープンした博物館が、数々の戦闘や戦死した人々を回顧する。学校では再び授業が始まった。中には砲火の傷跡でぼろぼろのままの校舎もある。あるいは、かつては反逆軍だった数百人が今、新しい軍隊に入隊しようとトレーニングを受けている。

新生リビアでは何もかもが可能に思える。女性は女性の権利について議論し合い、男性に向かって政治を語る。弱体暫定政権が機能していないところでは、一般市民が復興を目指して助け合う。そして、若者は己の創造性を発見した。観光やビジネスを考える人さえも現れた。

この楽観は荒々しく、かつ確固たるものだ。7月7日、リビアでは初めて民主的な選挙が行われる。この先どんな困難が待ち受けているか、まだ分からない。しかし、それらすべての困難や過去の抑圧にも負けず、リビアの人々は希望に満ち溢れているように見える(全写真:ユーリ・コジレフ/NOOR for Time)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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