ワクチン接種会場
Keystone / Peter Klaunzer
スイスで型コロナウイルスの変異株が広がりつつある。連邦保健庁は6日、インドで最初に見つかったデルタ株が新規感染者の3割を占めると明かした。
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保健庁感染症班のヴィルジニー・マセレ班長は同日の記者会見で、変異株が足元の症例数増加の主因であると断定するのは時期尚早だと述べた。直近のロックダウン(都市封鎖)緩和や、サッカー欧州選手権(EURO2020)などのイベント、休暇前に検査をする人が増えていることが一因になっている可能性があるとも話した。
デルタ株の割合は、3週間前は新規感染者の2%に過ぎなかった。デルタ株は従来株より50%感染力が強いとされる。
7日は新たに295人の感染が報告された。7日間平均は270人で前週より63%多い。死者は3人、入院は88人だった。
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連邦科学タスクフォースの責任者であるマーティン・アッカーマン氏は同日の会見で、感染者の増加は「予想外ではない」として、スイスは「まだ危険地帯から脱していない」と話した。
予防接種を呼びかけ
アッカーマン氏は、最も案じられるのは80歳以上の人々で、一度感染したかワクチンを接種済みで抗体があるのは8割だと述べた。この年齢層でワクチンを受けていない人はなおリスクが高く、「今こそワクチンを受けるべき時だ」と強調した。
同氏は英国では70歳以上の98%が抗体を持っているが、スイスはそのレベルから遠くかけ離れていると指摘した。
7月4日時点でスイスの居住者の約50%が1回目のワクチン接種を完了し、38%以上が既定回数の接種を終えている。
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