ジュネーブ警察が不審なドローン捕獲用として、鷹匠(たかじょう)の協力の下、2羽の若いワシを訓練していると仏語圏のル・マタン日曜版が24日、報じた。
このコンテンツが公開されたのは、
ジュネーブ警察は報道内容を認めたが、うまくいくかどうかは未知数だと回答。広報担当シルヴァン・ギローム・ジャンティ氏は、2羽のワシは順調に行けば今年中に運用が可能になるが、野生動物のため訓練には時間を要すると述べた。
ジュネーブ警察は数カ月前にワシの卵を二つ取得し、孵化(ふか)に成功。ドローン捕獲作戦にワシを起用する計画は、昨年春から議論に挙がっていた。
同様の計画はフランス軍などでも行われているが、実用化には至っていない。オランダ警察は、訓練中のワシがなかなか言うことを聞かないため、最近になってプログラム自体を断念した。
警察のドローン
ドローンの使用は、州警察幹部会議(CCPCS)の特別作業部会が最近になって推奨。同会議の広報担当は独語圏の日曜紙ゾンタークス・ツァイトゥングに対し、ドローンが将来的に「車両やヘリコプターと同程度に」使われる可能性があると述べた。10カ所の警察ではすでにドローンによる事故監視、行方不明者捜索を行っており、他の州でも導入を検討しているという。
おすすめの記事
スイス連邦内閣、自殺カプセル「サルコ」規制法は必要なし
このコンテンツが公開されたのは、
今年9月にスイスで初めて使われた自殺カプセル「サルコ」について、連邦内閣は、当分の間、立法措置は必要ないとの見解を示した。サルコ運営団体の代表は今も身柄を拘束されている。
もっと読む スイス連邦内閣、自殺カプセル「サルコ」規制法は必要なし
おすすめの記事
スイス、ポイ捨て「少ない」8割 アンケート調査
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・ポイ捨て防止コンピテンスセンター(IGSU)の年次アンケート調査によると、「スイスでは多くのゴミが適切に処理されていない」と考える人は16%にとどまった。
もっと読む スイス、ポイ捨て「少ない」8割 アンケート調査
おすすめの記事
スイス国鉄、夜間列車を増発
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦鉄道(SBB/CFF)は27日、新ダイヤを発表した。長距離・地域間の夜行列車が増える。12月15日に発効する。
もっと読む スイス国鉄、夜間列車を増発
おすすめの記事
スイスの男女賃金格差、1.8ポイント縮小 「説明できない差」は拡大
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局が26日発表した2022年の賃金差調査によると、女性の平均賃金は男性より16.2%低かった。男女差は20年の18%から1.8ポイント縮小した。
もっと読む スイスの男女賃金格差、1.8ポイント縮小 「説明できない差」は拡大
おすすめの記事
2025年の高級品市場、米国が牽引役に UBSレポート
このコンテンツが公開されたのは、
高級品市場は中国での需要減退により、2025年は米国が成長のエンジンとなる――スイスの銀行UBSが25日発表したレポートでこんな見通しを示した。
もっと読む 2025年の高級品市場、米国が牽引役に UBSレポート
おすすめの記事
スイス製狙撃弾60万発以上がウクライナに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの弾薬製造会社Pディフェンスの狙撃用弾薬が昨年7月、ポーランドの会社経由でウクライナに届いていた。スイス公共放送が報じた。
もっと読む スイス製狙撃弾60万発以上がウクライナに
おすすめの記事
核ごみ処分場計画「国民投票で可決されれば加速」
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・チューリヒ州の放射性廃棄物処分場建設計画をめぐり、計画主である放射性廃棄物管理協同組合NAGRA(ナグラ)は、国民投票による決着を歓迎する姿勢を示す。
もっと読む 核ごみ処分場計画「国民投票で可決されれば加速」
おすすめの記事
スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ州の放射性廃棄物処分場建設計画が、正式な認可が下りる前から反対運動に直面している。
もっと読む スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
おすすめの記事
ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
このコンテンツが公開されたのは、
ビートルズのジョン・レノンさんが殺害される2カ月前にオノ・ヨーコさんから贈られ、その後盗まれた腕時計について、スイスの連邦最高裁判所はオノさんに時計の完全な所有権があるとの判決を出した。
もっと読む ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
おすすめの記事
スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス証券取引所を運営するSIXグループは11日、英国の証券取引サービスプロバイダー、アクイス・エクスチェンジを買収すると発表した。今後、多角的取引システム(MTF)に参入する方針だ。
もっと読む スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
続きを読む
おすすめの記事
チューリヒで銃撃、2人死亡
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ中心部の路上で23日、発砲事件があり、2人が死亡したと地元警察が発表した。現場はUBS銀行の付近。
もっと読む チューリヒで銃撃、2人死亡
おすすめの記事
ドローンが運ぶ宅急便、チューリヒで試験運用始まる
このコンテンツが公開されたのは、
ドローンとライトバンを使って通販商品を届けるサービスの試験運用が28日、チューリヒで始まった。独メルセデス・ベンツ、米国のドローン開発会社「Matternet」、スイスのオンライン通販サイト「siroop」(本社・チューリヒ)が共同で企画。この日はチューリヒ近郊の町エドマティンゲンから、約7キロメートル離れたゾリコンの町にコーヒーが届けられた。
運用期間は約3週間。siroopのサイトで販売している商品のうち、重さ最大2キログラム、ドローンで運ぶことができるものが対象。注文を受けてから、業者がドローンに商品の入った箱を取り付け、メルセデス社の専用ライトバンが待機している地点へ飛ばす。ライトバンの車体上部にはドローンの着陸マットが装着されており、運転手が商品を取り外して顧客へ配達する。
もっと読む ドローンが運ぶ宅急便、チューリヒで試験運用始まる
おすすめの記事
ソーラー・インパルス 今後クリーンテクノロジーを世界で推進、ドローン製作も視野に
このコンテンツが公開されたのは、
今年7月、太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が世界一周飛行を完了し、120時間ノンストップ飛行が太陽光エネルギーだけで可能だと証明した。独占インタビュー第2弾では、ベルトラン・ピカールさんとアンドレ・ボルシュベルクさんという2人の企画者・操縦士に、クリーンテクノロジーが世界にどう伝わったのか?今後のクリーンテクノロジー推進プロジェクトとは何か?などを聞いた。
もっと読む ソーラー・インパルス 今後クリーンテクノロジーを世界で推進、ドローン製作も視野に
おすすめの記事
ソーラー・インパルス、成層圏を飛ぶドローン開発に参入か
このコンテンツが公開されたのは、
太陽光エネルギーだけで初の世界一周に挑戦している、スイスの電動飛行機「ソーラー・インパルス」プロジェクト。成功したら、次は何を目指すのか。プロジェクトチームは、太陽電池で動くドローン(小型無人飛行機)開発を視野に入れる。太陽電池ドローンは人工衛星に変わる技術と期待され、米IT大手のフェイスブックやグーグルも同分野に参入している。
もっと読む ソーラー・インパルス、成層圏を飛ぶドローン開発に参入か
おすすめの記事
チューリヒ空港でテロ対策訓練
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ空港で14日、テロを想定した訓練「スピード17」が行われた。旅客輸送バスに仕掛けられたパイプ爆弾が爆発し、50人が負傷したとの設定で、職員ら約700人が参加し、緊急時の備えを確認した。
もっと読む チューリヒ空港でテロ対策訓練
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。