サン・モリッツでスキージャンプを楽しむ人、グラウビュンデン州
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サン・モリッツでカーリング 、グラウビュンデン州
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アデルボーデンの村でソリを楽しむ人々、ベルン州
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ダヴォスでスキージョアリング(スキー板に乗り、馬に引かれて滑走するスポーツ)、グラウビュンデン州
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バハテルでスキーをする人々、チューリヒ州
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シルトホルンから滑り降りる人々、ベルン州
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アンデルマット、ウーリ州
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グリンデルワルトでスキーを楽しむ女性たち、ベルン州
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雪を平らにするローラーを付けた馬車、グラウビュンデン州・ダヴォス
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氷の張ったサン・モリッツ湖で繋駕速歩競走(けいがそくほきょうそう)、グラウビュンデン州・オーバーエンガディン
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ダヴォスのシャッツアルプにあるボブスレーコース
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エンゲルベルクでソリを楽しむ人たち
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ローナー山を背景にしたアデルボーデンのスケートリング、ベルン州
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シュタンザーホルン山とピラトゥス山が一望できるリギ山のクルム地点
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カラーフィルムがまだ発明されていなかった19世紀末〜20世紀初頭の「カラー写真」。一体どうやってできたのか?実は、フォトクローム(Photochrom)と呼ばれる複雑な技術で白黒写真に色が付けられている。このようにして色付けされた絵はがきの人気は、当時から衰えていない。その大規模なコレクションが、オンラインで楽しめるようになった。
フォトクロミズムによって作られた絵はがきのコレクションを所蔵するチューリヒ中央図書館外部リンク。昨年から作品をインターネット上で公開している。
フォトクローム・ポストカードと呼ばれるその絵はがきは、白黒写真に色をつけるフォトクロームと呼ばれる技術で1880年代から作られていた。フォトクローム印刷では色別に光を当てて色を出すため、使用する色数に応じてその工程は4〜14回繰り返される。最終的に白黒写真がカラー写真へと変化するまでには、さらに複雑な工程が必要となる。色の選択は多くの場合、印刷工に任されており、彼らの想像で色付けされることもあった。
この技術をスイスの印刷会社オレル・フュッスリの子会社フォトクローム社で商用化したのは、スイスのハンス・ヤコブ・シュミット。フォトクローム社は1895年、フォトグローブ社に改名。第1次世界大戦後、フォトクローム・ポストカードの需要が減ると、絵はがきの製造から販売に力を入れるようになる。同社は現在でも 絵はがきを販売している。
色付けされたベル・エポック(良き時代)の絵はがきの大半は、観光名所の風景が写し出されていた。スイスでは特に、冬のスポーツシーンや雪景色の絵はがきが人気だった。
(写真・Keystone、Photoglob、Photochromコレクション 文・Christian Raaflaub、swissinfo.ch)
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スイスと東欧で過ごしたクラウディア・アンドゥハルさん(84)の幼少期は戦争一色だった。 彼女はハース家の娘クラウディーネとして、ハンガリーのユダヤ人である父親とスイス人の母親の元に生まれるが、父親と父方の親戚全員はナチスの強制収容所で亡くなった。
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