ブラジルで開催された世界コーヒーチャンピオンシップの抽出技術を競う「World Brewers Cup 2018」で、スイス代表で出場した日本人の深堀絵美さん(31)が世界一に輝いた。
このコンテンツが公開されたのは、
深堀さんは今年3月にスイス大会のブリュワーズ部門で優勝し、スイス代表として世界大会への出場権を手にした。15年のスイス大会でもバリスタ部門で優勝した腕前の持ち主で、世界大会への出場が決定したときも複数のスイスメディアが取り上げた。
ブラジルが今回の開催地外部リンクとなった世界コーヒーチャンピオンシップ外部リンクは7~9日の日程で行われ、世界各地からプロのバリスタ合計90人がエントリー。深堀さんの出場したブリュワーズカップでは41人が競い合った外部リンク。ハンドドリップで3つのカップに同じように抽出したコーヒーが審査対象となった。
深堀さんは優勝後、「大会当日に究極の一杯を淹れるのは本当に難しい。運がよかった」とガイドブック社ロンリープラネットにコメントした。
深堀さんはチューリヒ市内5区のヨゼフ通り(Josefstrasse)のコーヒーショップMAME外部リンクの共同経営者兼バリスタとして忙しい日々を過ごす。もう一人の経営者でパートナーのマシュー・タイスさんもまた、色々な大会で優勝経験がある腕利きのバリスタだ。今年はSeefeld地区に2店舗目を開いた。
深堀さんは優勝を手にし、身が引き締まる思いだと話す。「世界一のタイトル保持者として皆の期待に応えらえるような仕事をこれからもしていきたい。本当に光栄です」
おすすめの記事
おすすめの記事
日本人女性、スイス・コーヒー大会抽出部門で優勝 世界大会へ
このコンテンツが公開されたのは、
コーヒーの抽出技術などを競う「スイス・コーヒー・チャンピオンシップ2018」で日本人の深堀絵美さん(30)がブリュワーズ部門で優勝し、世界大会への出場権を手にした。
もっと読む 日本人女性、スイス・コーヒー大会抽出部門で優勝 世界大会へ
(独語からの翻訳・大野瑠衣子)
おすすめの記事
ユーロビジョン、「ノンバイナリー」自認のスイス代表優勝 イスラエル参加に抗議も
このコンテンツが公開されたのは、
欧州国別対抗の音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の決勝が11日、スウェーデン南部マルメで行われ、「ノンバイナリー」を自認するスイス代表のNemo(24)が優勝した。会場周辺ではイスラエル参加に対する大規模な抗議活動も行われた。
もっと読む ユーロビジョン、「ノンバイナリー」自認のスイス代表優勝 イスラエル参加に抗議も
おすすめの記事
スイス北東部でオーロラ観測
このコンテンツが公開されたのは、
スイス北東部のゼンティス山頂で6日未明、オーロラが観測された。
もっと読む スイス北東部でオーロラ観測
おすすめの記事
ビクトリノックス、刃のないアーミーナイフを開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスアーミーナイフの製造で知られるビクトリノックス社は、世界で広まるナイフ規制強化の波に対応するため、刃のないモデルの開発に取り組んでいる。カール・エルズナー最高経営責任者(CEO)がスイス紙のインタビューで明かした。
もっと読む ビクトリノックス、刃のないアーミーナイフを開発
おすすめの記事
スイス飛行機事故、24%増 紛争地上空ではGPS妨害も
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦運輸省民間航空局(BAZL/OFAC)が3日発表した2023年の航空安全報告書によると、民間・小型航空機の事故件数は9995件と、前年から24%増加した。
もっと読む スイス飛行機事故、24%増 紛争地上空ではGPS妨害も
おすすめの記事
「気候活動家への団結心」見せた判事、類似事件への関与禁止 スイス最高裁
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦裁判所(最高裁)は先月26日、チューリヒ地方裁判所の判事の1人に対し、気候活動家に関する裁判への関与を禁じる判決を下した。この判事が過去の裁判で活動家への団結心を見せたとして、考え方に偏りがあると結論付けた。
もっと読む 「気候活動家への団結心」見せた判事、類似事件への関与禁止 スイス最高裁
おすすめの記事
スイス、2023年の実質賃金は0.4%低下
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局は25日、2023年の名目賃金は1.7%上昇したと発表した。インフレ(年平均2.1%)に相殺され、実質賃金は0.4%低下した。
もっと読む スイス、2023年の実質賃金は0.4%低下
おすすめの記事
製薬大手ノバルティス、次期会長候補に米製薬BMS出身者選出
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの大手製薬ノバルティスは22日、2025年で任期満了となるヨルク・ラインハルト取締役会長の後任に、ジョバンニ・カフォリオ氏を選出すると発表した。
もっと読む 製薬大手ノバルティス、次期会長候補に米製薬BMS出身者選出
おすすめの記事
スイスで見つかったラムセス2世像破片、エジプトに到着
このコンテンツが公開されたのは、
エジプト考古省は21日、約30年前に盗まれ国外に流出したラムセス2世像の頭部破片が同国に到着したと発表した。
もっと読む スイスで見つかったラムセス2世像破片、エジプトに到着
おすすめの記事
スイス議会、G7のロシア資産追及チームへの参加を否決
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国民議会(下院)は17日、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)の資産を追及する主要7カ国(G7)の国際作業部会には参加しないことを決めた。
もっと読む スイス議会、G7のロシア資産追及チームへの参加を否決
おすすめの記事
米・イラン、攻撃前に「スイスを通じて」接触
このコンテンツが公開されたのは、
米政府高官は14日、イランによるイスラエル攻撃の前後に、米国は利益代表国であるスイスを通じてイランと接触していたと述べた。
もっと読む 米・イラン、攻撃前に「スイスを通じて」接触
続きを読む
おすすめの記事
「エゴだけじゃ駄目」 スイスで世界一になった日本人バリスタ
このコンテンツが公開されたのは、
日本出身の深堀絵美さんは、スイス・チューリヒのコーヒーショップMAMEの共同オーナー兼バリスタだ。異業界で働く「普通のコーヒー好き」が、約半年でスイスのトップバリスタに。2017年にはブリュワーズ部門で世界一に輝き、今や世界のコーヒー業界が注目するバリスタの一人となった。これまでの道のりを聞いた。
もっと読む 「エゴだけじゃ駄目」 スイスで世界一になった日本人バリスタ
おすすめの記事
スイス人はコーヒーがお好き コーヒーの消費世界3位
このコンテンツが公開されたのは、
スイス人はコーヒーをこよなく愛し、1日に3杯以上飲む。コーヒー消費者の国際ランキングで、ノルウェーとドイツに続きスイスは3位だった。
もっと読む スイス人はコーヒーがお好き コーヒーの消費世界3位
おすすめの記事
多くのコーヒーカップから漂うスイスの香り
このコンテンツが公開されたのは、
あなたが毎朝口にしているそのコーヒーは、スイスを経由したものかもしれない。スイスは世界のコーヒー貿易の中枢で、実はチョコレートやチーズよりも取引量が多いのだ。
もっと読む 多くのコーヒーカップから漂うスイスの香り
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。