人間の体を「付属(extra)」ととらえて自身のアートに添える潮流は1990年代初めに始まり、2000年以降にますます人気が高まった。中国の現代芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)氏ら著名な芸術家たちによる、人間とアートを融合させた作品展「Extra Bodies」が、チューリヒにあるミグロ現代美術館外部リンクで開かれている。
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艾氏の作品は自身のプロジェクト「Fairytale(おとぎ話)」の一部。このプロジェクトは艾氏が2007年、ドイツで開かれたビジュアルアート展「Documenta12」に中国人1001人を招待したもの。1001人の中には中国本土を始めて出たという人も多く、異国の地で艾氏を囲み、アイデンティティーや思い出、愛、夢などについて語り合った。
作品展では艾氏のほか、さまざまな芸術家が人間という「付属」を使って芸術を表現した写真や映像が並ぶ。例えばあるモデルに何時間も裸でポーズをとってもらったり、労働階級者の家族に台の上に立ってもらったり、老齢の女性グループにセックス・ピストルズの曲を演奏してもらったりと、手法は多岐にわたる。
スイス人芸術家クリストフ・ビュッヘルもこの作品展に加わる。来年2月4日まで開催されている。
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