アルピグレンの牧草地に設営されたベースキャンプ。写真左奥の赤いテントは寝室として、その右側の黄色のテントは食糧庫として使われた
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
北壁アタック用の装備。各種ハーケン397本、埋め込みボルト224本、フィックスドロープ1400メートルなど、総重量は1トンに及んだ
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
赤い壁を登攀する今井通子。今井通子は、アイガー北壁を直登ルートで登攀した初の女性登山家となった
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
第二氷田を登る隊員たち
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
ハンモックでのビバーク。時には垂直にそそり立つ壁に宙吊りされたハンモックで眠ることもあった
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
1969年8月15日、直登ルートの開拓に成功
Grindelwald Museum提供、©加藤滝男
1969年夏、ジャパン・エキスパート・クライマーズ・クラブ(JECC)のメンバー6人(加藤滝男、今井通子、天野博文、久保進、根岸知、加藤保男)が、アイガー北壁に新ルートを開拓。そのルートは「Japaner Direttissima(日本直登ルート)」と名付けられた。「赤い壁」と呼ばれる難所を通る直登ルートは前代未聞の挑戦だった。
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度重なる落石や天候の激しい変化、滑落、その挑戦はまさに苦闘の連続。しかし、隊長の加藤滝男が自らカメラに収めた写真に疲労感はない。むしろ困難な挑戦に心を躍らせるかのような明るさが感じられる。
写真はグリンデルワルト郷土資料館(Grindelwald Museum)提供、加藤滝男撮影
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