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イングリッド・ブタンクール氏、ついに解放

解放されたイングリッド・ブタンクール氏を固く抱きしめる母親とそれを温かく見つめるブタンクール氏の夫 Keystone

7月2日、コロンビア武装革命軍 に誘拐されジャングルに拘束されていたコロンビアの上院議員、イングリッド・ブタンクール氏が6年ぶりに解放された。

このコンテンツは 2008/07/03 11:24

「奇跡です。すべてがこんなうまく運ぶなんて」とヘリコプターから下りたったブタンクール氏は喜びを語った。今回の作戦でブタンクール氏を含め15人の人質が解放された。

ゲリラの最高幹部の下へと偽わり

コロンビア政府によると、コロンビア武装革命軍 ( Farc ) 内に侵入していた諜報部員が、人質をかくまっている部隊の隊長に、「人質交換作戦のためブタンクール氏を含む15人をゲリラの最高幹部の下へ連れて行こうとしている」と、信じ込ませたという。

ヘリコプターは一切攻撃を受けず、救出に成功した。Farcは最近、指導的幹部を失い、占拠地も徐々に失い力を弱めている。

フランスのニコラ・サルコジ大統領とアメリカのジョージ・ブッシュ大統領はコロンビア政府の作戦に賛辞を惜しまなかった。これを受けコロンビアのアルバロ・ウリベ大統領は、
「ゲリラ側との平和的な交渉を始める時期が到来した」
と語った。

スイス政府、交渉続行

スイス政府は、スペイン、フランスと共に仲介者としてFarc側と長年交渉を続けてきた。ミシュリン・カルミ・レ外相は、
「ウリベ大統領の人質解放作戦の成功に心より拍手を送りたい」
と述べた上で、
「しかし、まだジャングルに拘束されている人質解放の努力は続けていかなくてはならない」
と強調した。

スイスの交渉者ジャン・ピエール・ゴンタール氏はフランス側の交渉者と共に先週ジャングルでFarc側と話し合いを行った。しかし解決の糸口はつかめていない。

カルミ・レ外相は、
「中立国の役割は、紛争や対立などでのすべての関係者の仲介者になることだ。今回の場合はコロンビア政府とFarc だ」
と語り、交渉の継続を確認した。カルミ・レ外相は公式な対談のため、来月コロンビアを訪れるという。

swissinfo、外電

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