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ジュネーブの時計見本市、来場者数が過去最高に

ウォッチズ&ワンダーズ・ジュネーブ2023の会場
スイス時計業界の好況は今年も続くとみられている Wwgf/keystone/valentin Flauraud

世界最大級の時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ・ジュネーブ2023」が2日、閉幕した。来場者は4万3千人と、過去最高を記録した。

3月27日~4月2日の1週間、ジュネーブで開催された。主催者は「ウクライナで戦争が続いているが、会場は例年よりも明るい雰囲気だった」と述べた。

スイスの時計輸出額は昨年、初めて240億フラン(3兆4千億円)を突破。スイス時計協会(FH)は、中国政府によるゼロコロナ政策の転換により、今年も好況が続くとみている。

同見本市の前身は、高級時計の国際見本市ジュネーブサロン(SIHH)。世界中のジャーナリストや業界関係者らが招かれ、ロレックス、パテックフィリップ、カルティエ、タグ・ホイヤーなど、主要時計ブランド約50社が新作を発表した。

ライバル関係にあったバーゼルワールドは新型コロナウイルス感染症の流行を受け開催を中止。再開のめどは立っていない。

英語からの翻訳:大野瑠衣子

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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