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ジョン・ル=カレ氏インタビュー:スイス巨大薬品企業の闇に挑む新作

ジョン・ル=カレ氏

(Keystone Archive)

英国スパイ小説の巨匠ル=カレ氏がswissinfoのインタビューに応aAスイスの薬品産業界の暗部に挑んだ新作「The Constant Gardener」と、自身のスイスとの関係について語った。

「The Constant Gardener」は、架空の薬品企業がアフリカで結核治療薬販促のため多くの現地の人々を臨床実験で死にいたらしめながら結果をゆがめ、販売を続けるというもの。swissinfoのインタビューでル=カレ氏は、英国とバーゼルで何人かの薬品企業に勤務する人を取材したが、その際彼等からいくつかの驚くべき事実を聞いたという。

ル=カレ氏によると、エイズ感染者の80%は南部アフリカにいるが、治療薬が高価すぎわずか1%の感染者しか入手できない。これはアフリカでの治療薬の価格が米国市場での価格調査に基づいて決定されているためだという。「薬品企業はチャリティーではないのは認める。が、連中は研究・開発よりもマーケティングに倍以上力を入れている。」と批判する。「特許法に人間の錘�の決定権を行使させていはいけない。これは虐殺だ。簡単に言えば、あなたが貧困を殺しているのだ。この小説の本質は、貧しさ故、国も国民も買えない高価な薬の臨床実験に喜んで応bトしまうアフリカの人々を実験動物として扱う薬品企業を描くことにあった。」

さらに、ル=カレ氏は、この小説を使命感をもって書き上げたと続けた。「独立後のアフリカ探究はとても興味深かった。植民政策は多くの形で影を残しているが、最も深刻なのは財政だ。私は冷戦後の富裕者による貧しい人々の搾取について書きたかった。今、世界人口の約5分の3は10年前よりはるかに悪い状態にある。グローバリゼーションは富の分配を期待通りに行っていない。」。小説の構想を練り始めた時、ル=カレ氏は石油、タバコなどグローバルベースの他の産業を考えていたという。「が、その時、アフリカに詳しい友人が、薬品企業に対抗できるものはないと言った。そこで、私は援助機関を通して調査を開始した。」。現在のところ、ル=カレ氏は薬品業界から小説に対する反応はないというが、「怒り汲チているにちがいない。」と言った。

ところで、ベルン大学で学んだル=カレ氏は、スイスとスイス人について「スイス人は他国の人々と違ったところは何も無いと思うが、スイス人は自分達を特別だと思いたがっている。」と笑い、「The Constant Gardener」には銀行秘密保持法、マネーロンダリングなどスイスの悪い面をたくさん盛り込んだと付け加えた。が、スイス人には無責任な人が多いが、彼はスイス人が好きでスイスに家も建てたという。「私はスイス人を攻撃するつもりはない。が、薬品産業の調査をした時は、恐怖で身の毛がよだった。」。


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