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新大臣の担当は司法

初めて全員が揃った撮影会 Keystone

新しく連邦大臣に選出されたグラウビュンデン州出身のエヴェリン・ヴィトマー・シュルンプ氏は司法警察省を担当することに決まった。

落選したクリストフ・ブロッハー現司法相が行ってきた任務を、2008年1月初旬からそのまま引き継ぐことになる。

党の支えなしで任務を遂行

 12月17日に行われた会議で、現役の連邦大臣は全員、これまでの担当省で職務を続けることを表明。新任のヴィトマー・シュルンプ氏は残りの省を受け持つことになった。シュルンプ氏はこれまでグラウビュンデン州で財務長官を務めていたが、法学の博士号も取得しており、
「クリスマス休暇中に職務について勉強すれば準備は万端」
と昨晩のスイス国営放送のニュース番組で語った。

 シュルンプ氏が担う課題としては、連邦司法長官の監督に関する新規則、警察、司法、移民などの問題に関する国際協力の強化、シェンゲン・ダブリン協定の遂行などが挙げられる。

 一方、選挙でブロッハー現司法相の落選が明らかになった後、「完全野党に回る」と宣言した国民党 ( SVP/UDC ) は昨日、この意志と、国民党連邦議会議員はシュルンプ氏とサムエル・シュミット国防相を支持しないことを再表明した。一時は2人の出身州であるグラウビュンデンとベルンの議員たちが主流派から分裂しそうな気配も見せていたが、国民党はどうやら党内を1つにまとめることに成功したようだ。

 ブロッハー相は12月18日、国民議会で最後の日を終えた。退任挨拶では、
「対抗勢力が不可欠なことが多々あった。そのときに誰かを傷つけていたとしたら、申し訳なかった。そういうつもりはなかった」
 と軟化した態度を示した。右派が座る議会会場の右半分は、スタンディング・オベーション ( 総立ち ) でブロッハー相に応えた。

swissinfo、外電

モリッツ・ロイエンベルガー環境・運輸・エネルギー・通信相 ( 社会民主党 )

パスカル・クシュパン内務相 ( 急進民主党 )

サムエル・シュミット国防・国民保護・スポーツ相 ( 国民党 )

ミシュリン・カルミ・レ外務相 ( 社会民主党 )

ハンス・ルドルフ・メルツ財務相 ( 急進民主党 )

ドリス・ロイタルト経済相 ( キリスト教民主党 )

エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプ司法警察相 ( 国民党 )

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