スイスの野鳥40%が絶滅の危機

スイス鳥類学研究所によると、スイスに生息する野鳥の40%が絶滅の危機にあるという。

このコンテンツは 2001/11/30 09:51

スイス鳥類学研究所の調査によると、国内に生息する野鳥195種のうち80種が、適切な生息地の不足のため絶滅の危機に瀕している。野鳥の減少と湿地の後退は相関関係にある。19初頭世紀以来、スイスの湿地の約90%が喪失された。「農業用地との相関性で見ると、野鳥の種の絶滅と土地利用の過密化は深い関係がある。」と同研究所のヴェレナ・ケラー研究員はいう。

全国的に野鳥の生息状況を見た場合、湿地帯に生息する種に比べ、アルプスや森林を生息地とする種の状況は良いほうだ。野鳥は環境のインディケーターの役割を果たす。森林破壊、都市化の影響をまともに受ける野鳥の生息状態を調べると、環境破壊の程度が一目でわかるという。「鳥がいなくなると、虫、植物など全ての生態系が影響を受ける。」とケラーさんはいう。

欧州全土で野鳥は減少する傾向にある。が、スイスは国土が小さく低緯度の地域に野鳥が集中するため、ことさら顕著だ。それでも、山岳地帯には自然にめぐまれた鳥の生息地に相応しい地域が残っており、他所では見られない種の保護に成功している。鳥類学研究所のケラー研究員は、スイスは国レベルで環境保護対策を取るなければならないと次のように述べた。「当研究所では、野草地帯の拡大が野鳥保護に役立つ事を証明した。このような対策を全国規模で行う必要がある。今、この国に残されている野鳥を我々は絶滅させてはならない。」。

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