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スイス人熱帯雨林保護運動家、半年前からマレーシアで行方不明

バーゼルの熱帯雨林保護運動家ブルーノ・マンセルさんが、半年前からマレーシア・サラワク州で行方不明になっている。スイス当局はマレーシア政府に対し、公式に捜索を依頼した。(写真:サラワク潜入前のマルセルさん)

バーゼルの熱帯雨林保護運動家ブルーノ・マンセルさんが、半年前からマレーシア・サラワク州で行方不明になっている。スイス当局はマレーシア政府に対し、公式に捜索を依頼した。(写真:サラワク潜入前のマルセルさん)

連邦外務省のダニエラ・シュトッフェル報道官によると、マンセルさんの家族は21日政府に対し公式な捜索依頼をマレーシア当局に申請するよう要請した。

マンセルさんは、サラワク州で熱帯雨林に住む少数民族ペナン族を森林伐採から守ろうという運動を展開、6年間ペナン族と生活した記録を出版した。マレーシア当局は、ペナン族を保護地域へ移住させようとしている。1999年春マレーシア当局はマンセルさんを逮捕後国外へ追放、サワラク州を再訪したら罰金の上服役を科すと宣告した。が、今年5月、マルセルさんはサラワク州に再び潜入、以来連絡が途絶えている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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