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スイス南西部ヴァレー州マルティニにあるセント・バーナード犬の繁殖施設「Fondation Barry外部リンク」で今年生まれた子犬が32匹を数え、記録を更新した。
セント・バーナードはスイス原産の大型犬で、救助犬として有名。イタリア国境のサン・ベルナール峠にある修道院の修道士たちが、この犬を使って遭難者を救助したことにちなんでこの名前が付けられた(セント・バーナードはサン・ベルナールの英語読み)。遅くとも17世紀ごろにはこの修道院で繁殖が始まったとされている。
Fondation Barryはサン・ベルナール修道院から繁殖犬を引き継ぎ、2005年に開業。セント・バーナードの繁殖施設としては世界で最も古く、毎年平均20匹の子犬が生まれている。今月7日、8匹の赤ちゃんが生まれ、今年生まれた子犬の数が32匹になった。
(独語からの翻訳・宇田薫)
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