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スイス観光事業 高価格がネック ユングフラウ鉄道の今後の戦略は

Chinese Tourists on Jungfraujoch

ユングフラウヨッホは標高も高いが値段も高い。今後、アジアからの客足が遠のく恐れも

(Keystone)

12日間の欧州パッケージ旅行がフライト代込みで6万5千円なら、スイスの登山電車に乗ってヨーロッパの最高地点にあるユングフラウヨッホ駅を楽しむことはできないかもしれない。

しかし中国ではこういった欧州への格安旅行の価格競争が激化している。高価な登山鉄道ツアーが売り物のユングフラウ鉄道にとって中国は重要な市場であるため、この傾向は逆風になる。

ユングフラウ鉄道の「トップ・オブ・ヨーロッパ」への鉄道旅行は、その名の通り、標高3454メートルにある欧州最高地点の駅がハイライトだ。年々記録的な数の観光客が訪れ、スイス観光産業の最も大きな成功例の一つに数えられる。

成功した最大の理由は、中国のツアーオペレーターに欧州へのパッケージ旅行に「トップ・オブ・ヨーロッパ」を含めるよう説得した同社の戦略にある。

スイス公共放送SRFによると、ユングフラウ鉄道は2017年、107万人という記録的な乗客数を達成。そしてその半分以上が中国人だった。

しかし、ユングフラウ山をわずか数時間電車で上下する電車代は180フラン(約2万円)。運賃割引はないため、数万円で欧州への旅行を提供する旅行会社にとっては非常に高い買い物だ。

中国でPR活動を行う同社のウルス・ケスラー最高経営責任者(CEO)にSRFが同行した。中国ではスイスの鉄道旅行の売り込みが難しくなりつつあるとケスラー氏は認める。

もしも今年、ユングフラウ鉄道の訪問者数が減少した場合、同社は中国への依存度について批判を受ける可能性があるとケスラー氏は懸念する。

ティトリス山への旅行や、グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)に乗るスイスアルプスの旅行など、アジアの観光客をターゲットにする他の山岳鉄道会社も恐らく同じ問題に直面している。

5月~10月のピーク時には、合計600万人を越える国外からの観光客がスイスの登山鉄道を利用した。そのうち中国人が占める割合は1割強だった。

ユングフラウ鉄道は、地元のスキー場の列車、リフト、レストランなど、その他インフラも管理している。現在、新しいケーブルカー設備に多額の投資を行い、山の上り下りのスピードアップを狙う。

スキーの人気が衰えても競争力を維持するためには、こういった投資は必要だとケスラー氏は考えている。


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