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スイス銀行協会、睡眠口座に関する新ガイドラインを発表

スイス銀行協会は、睡眠口座に関する新ガイドラインの詳細を明らかにした。近年ナチ政権下に遡る口座の処理をめぐる国際的な批判の集中砲火を浴びたことからの、新ルール作成となった。

このコンテンツは 2000/02/04 16:30

スイス銀行協会は、睡眠口座に関する新ガイドラインの詳細を明らかにした。近年ナチ政権下に遡る口座の処理をめぐる国際的な批判の集中砲火を浴びたことからの、新ルール作成となった。

伝統的にスイスの銀行では、10年以上口座に何の動きも無い場合、または口座の持ち主が銀行と何の連絡も取らなかった場合、その口座を「睡眠口座」と見なす。新ガイドラインでは、「睡眠」を状況によって決定すると再定義した。新ガイドラインは、口座が長期間放置されたままの状態にある時は、銀行に口座の持ち主の所在を確認する責任を帰した。捜索の結果、口座保持者の所在が確認されなかった場合には、睡眠口座として分類されることになる。

銀行協会は、捜索システムは現在開発中であり、大手3行の先駆プロジェクトが近く開始されると言う。行方不明の口座保持者の所在が確認されなかった場合には、持ち主のデータは、スイス銀行監査人のみがアクセスできる特別データベースに登録される。口座は、その持ち主または相続者のみが、活用できる。睡眠口座と決定された場合も、持ち主の権利はそのまま保たれ、銀行は契約関係を終結する権利を放棄する。新ガイドラインは、睡眠口座の利息の管理法などの詳細な規定をふくんでいる。また、銀行が睡眠口座処理に負う費用は、調査対象となっている口座の価額の割合に従うと、定めた。

新ガイドラインは、1995年に施行された現行規定にかわり、6月末から施行される。

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