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スイス、新しい人工骨補填材を開発   臨床試験へ

スイスが人工骨補填材を開発。人工骨そのものや自家骨の移植に比べ、安全性が高いと期待されている。

自分の骨に置き換わる次世代の人工骨補填材を、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とローザンヌ大学病院が共同で開発した。

将来、交通事故などで欠損した骨の修復に応用が期待される。2009年までに実用化を目指す。

EPFLとローザンヌ大学病院は今後、動物を対象にした臨床試験に入る見通しだ。患者の骨を取り出して移植する自家骨移植や人工骨移植に比べ、患者への負担が少なく、安全性も高いことから、実用化に最も適していると専門家は見ている。

開発の画期性

 EPFLとローザンヌ大学病院が3年の月日をかけて開発した人工骨補填材の素材は、プラスティックとセラミックスから成る。人体になじみやすくしたのが特徴で、骨に類似した構造となっている。

 「この人工骨補填材を移植すると、新たに形成される骨細胞が補填材を覆い、骨の修復を助ける仕組みとなっている」とEPFLドミニク・ピオレット博士は説明する。

 人工骨そのものは現在すでに実用化されているが、強度が足りない点や、生体組織に組み込まれず、長期にわたって体内に残留するなど問題点があった。

 また、患者の健康な部分の骨を取り出して移植する治療方法もあるが、手術箇所が多くなるなど患者への肉体的負担が大きく、脳死ドナーから移植する場合でも、何らかの病気を患者に移す危険が指摘されていた。
  
 「事故で骨が折れたり、腫瘍、骨粗しょう症などで骨に穴が空いたりしてしまう場合がある。この人工骨補填材を移植すれば、補填材をもとに新骨細胞の育成を助け、治療を早めることができるはずだ」とピオレット博士は話している。


 スイス国際放送、外電    安達聡子(あだちさとこ)意訳 

補足情報

スイス連邦工科大学ローザンヌ大学とローザンヌ大学病院が人工骨補填材を開発。

素材はプラスティックとセラミックスから成る。

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