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ノバルティス 性差別で数百億円の賠償金

評決に対し、ノバルティスは上訴する構え Keystone

バーゼルに本拠を置く医薬品会社「ノバルティス」に対し、ニューヨーク連邦地方裁判所は5月19日、従業員に性差別を行ったという判決を下した。

このコンテンツは 2010/05/20 10:11

ノバルティス ( Novartis ) はこの判決により、2億5000万ドル ( 約230億円 ) の懲罰的損害賠償の支払いを命じられた。

性差別は黙認されない

この賠償金は、アメリカにあるノバルティスグループの子会社「ノバルティス・ファーマシューティカルズ社 ( Novartis Pharmaceuticals ) 」の女性従業員約5600人に対して支払われる。これらの女性は同社を相手取り、2004年に集団訴訟を起こしていた。

また、同訴訟で女性従業員に有利となる証言をした元営業担当員12人に対しても、336万ドル ( 約3億円 ) の補償的損害賠償が支払われる。

米連邦地裁の陪審はすでに17日、ノバルティス・ファーマシューティカルズが2002年から2007年の5年間、女性従業員に対して一定の差別を行っていたと裁決した。これとは別に、集団訴訟に踏み切った5600人全員は個々の状況に関する証拠を治安判事に提出し、差別によって受けてきた苦痛や被害に対する補償的損害賠償を求める意向だ。その金額は1人最高30万ドル ( 約2700万円 ) で、これが認められると賠償額はさらに数億ドル増加する。

19日に下された評決後、ノバルティスは過去に行われた差別に論争が集中したことに落胆したという声明を発表した。
「わが社は10年以上前から、従業員の成長を促す多様性と包括性を顧慮したハイスタンダードな方策を開発実行してきた。2007年以降、この多様性と包括性に関する活動はさらに活発になり、社内文化や仕事の仕方の中心的な部分を占めるようになっている」

一方、原告の女性たちの弁護士団は、この評決はノバルティスに対し、性差別は黙認されないという明白なメッセージを送っていると語る。
「今日はアメリカ中の女性にとって素晴らしい日となった。2002年からノバルティスで組織的な差別に苦しんできた女性たちにとって素晴らしい日となった」

同訴訟はノバルティス・ファーマシューティカルズの元従業員および現従業員の女性が、男性と同じ仕事をしているのに男性より給与が低い、昇進させない、妊娠中に嫌がらせを受けたなどの理由で2004年に起こしたものだった。

swissinfo.ch

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