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バルカンの子供達、スイスでキャンプ

アドルフ・オギ大統領に招待されたボスニアとコソボの子供達100人が、2週間スイスでキャンプを楽しむため、9日チューリッヒに到着した。

アドルフ・オギ大統領に招待されたボスニアとコソボの子供達100人が、2週間スイスでキャンプを楽しむため、9日チューリッヒに到着した。

夏休み子供キャンプ計画は、紛争で最も悲惨な体験を強いられた子供達をスイスの田舎に招待し、心身共に癒す機会を与えたいという、オギ大統領の発案によるもの。オギ大統領は、第2次大戦直後の子供の頃、自身の家庭に短期間滞在したオーストリアの子供の戦争から受けた深い精神的外傷について、忘れられない思い出がある。

今回招待された9才から12才までの100人は、スイス中部のメルヒタールの元陸軍キャンプに滞在する。子供達には、登山、首都ベルン見学、ルツェルンの交通博物館見学などが予定されている。医療その他の運営上のサポートは、軍が提供する。

旧ユーゴスラビア紛争では、多くの子供達が重い肉体的障害を負い、両親あるいは片親を失った。オギ大統領は、新世紀に向けて貢献したいと、キャンプを計画した背景を語る。「20世紀は悲惨な世紀だった。未来をより良いものにするため、我々は今行動しなければならない。」

オギ大統領は、プロジェクトが今年限りのものにならないよう望んでおり、資金調達を計画中だ。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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