スイス人の半数が、打ち上げ花火は8月1日の建国記念日に欠かせないと考えていることが最新の調査で分かった。しかし、回答者の大多数は個人での花火打ち上げに反対している。
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YouGov研究所が25日に発表した調査結果によると、建国記念日の打ち上げ花火はスイスのフランス語圏で特に人気が高く、70%が「賛成」と回答した。イタリア語圏のティチーノ州では59%、ドイツ語圏では43%だった。
回答者の5人に1人が、8月1日にロケット花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりして記念日を祝う予定だと答えた。回答者の年齢が若いほど、プライベートでの花火打ち上げに対する支持が高かった。
また、多くの人が行政事業としての打ち上げ花火は伝統の一部であり、家族や友人との共同体験を生み出し、祝祭の雰囲気を盛り上げると考えていることが分かった。
一方、花火に「反対」と答えた回答者は、公害や動物への影響、けがの危険性を理由に挙げた。
同調査は7月初旬に実施された。
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英語からの翻訳:大野瑠衣子
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