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コンゴの赤十字職員殺害で内戦終結に暗雲

27日コンゴ民主共和国北東部のブニアで赤十字国際委員会(ICRC)の車輌が攻撃を受け職員6人(コンゴ人4人、コロンビア1人、スイス1人)が殺害された事件で、コンゴ政府はウガンダを非難した。一方、ウガンダ政府はコンゴ民主共和国内戦終結のための和平合意承認を撤回すると宣言した。

ICRCによると、6人はウガンダ国境に近いブニアから30kmのあたりで乗っていた車輌2台のかたわらで遺体で発見された。ブニア地方はウガンダの支援を受けるコンゴ解放戦線の支配下にあり、コンゴ政府は武装勢力のICRC殺害の責任はウガンダにあると非難した。

一方、非難されたウガンダでは、ムセヴェニ大統領が2年は続くコンゴ民主共和国の内戦終結のための和平合意を撤回すると宣言した。資源の豊富なコンゴでは外国支援を受ける多数の武装勢力が1998年以来内戦を続けており、1999年国連主導でコンゴの民主化と内戦終結のための和平合意が承認されたが、ウガンダの撤回で和平プロセスは暗礁に乗り上げそうだ。

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