ブラッターFIFA会長、留任へ
13日チューリッヒの国際サッカー連盟(FIFA)本部で開かれた臨時役員会議で、ワールドカップのマーケティング活動を請け負っていたISL社を含むISMMグループ倒産関連の役員からの一連の質問に答えたゼップ・ブラッター会長は、不信任案提出を免れた。
臨時役員会に先立ち欧州サッカー協会(UEFA)は、ブラッター会長はいつISMMグループの経営破綻を知ったのか、ブラッター会長が同社の経営破綻を知った時点でFIFA役員会に通知するためどのような手段が取られたのか等25の質問状を送り、回答を迫った。5時間の会議後に行われた記者会見でブラッター会長は、「連盟は私とISMMの関係を理解してくれたと思う。今日の会議では私の不信任案提出の話は出なかった。7月にブエノスアイレスで開かれる臨時役員会議でも、FIFA会長は私だと確信を持った。」と述べた。が、レンナート・ヨハンソンUEFA会長ら役員らは、ブラッター会長の説明に全て納得してはいないと言う。デービッド・ウィルFIFA役員は、いくつかの質問に対しては書状による回答が必要だ、ブラッター会長の去就についてはISMM/ISL倒産に関してさらに突っ込んだ討議が行われるブエノスアイレスでの次回臨時役員会後に決定されるだろうと語った。
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