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スイス東部のアッペンツェル・アウサーローデン準州で、野外の広場に有権者が集まって挙手で投票する昔ながらの「ランツゲマインデ(青空議会)」が廃止されて28日で20年が経つ。ランツゲマインデは中世から続く伝統行事だ。
同州でランツゲマインデが最後に開催されたのは1997年4月27日。5カ月後の9月28日に投票(この時は投票用紙だった)が行われた。議題は、ランツゲマインデを今後も続けるかどうか。54%が廃止に票を投じた。
グラールス州やアッペンツェル・インナーローデン準州では現在もランツゲマインデの習慣が残っている。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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スイス北東部のアッペンツェル・インナーローデン準州では、年に1回、4月の最終日曜日に有権者が野外広場に集まり、法律改正の是非や州議員の選出を挙手で投票する伝統的な「ランツゲマインデ(青空議会)」が開かれている。直接民主制の最も古いスタイルで、スイスでは同州とグラールス州の2カ所だけでしか見られない。どれほど民主的な制度なのか、今年のアッペンツェル・インナーローデン準州でのランツゲマインデを取材した。
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インタビューはアルプス山脈の眺めが素晴らしい邸宅の庭で行われた。コラー氏はアッペンツェルの人々の特徴と、500年来スイス連邦の一員であるアッペンツェルがなぜ二つの準州に分かれたのかを次のように語った。
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