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ロナウド選手と契約したスイスの時計会社が破産か

サッカー界のスーパースターのイメージは高くつく?(R9ロナウド公式サイトより)。

日韓共催のサッカーW杯でブラジルを優勝に導いたロナウド選手がブランド契約したスイス、ジュネーブの高級時計メーカー、モンテガ社が強制和議による破産に追い込まれている事実がスイス紙(10日付)に伝えられた。

 ロナウド選手とモンテガ社は98年、選手の頭文字「R」と背番号「9」から名づけた「R9」という高級時計の製品化を契約していたが、ロナウド選手の長期間のけがで売上げが伸びず、ロゴを変更してしまった。その後、双方が損害賠償を求め、訴訟問題となり、今日も調停裁判が続いている。

経過

 1998年の9月、モンテガ社はロナウド氏の会社、エンポリオ・ロナウドと3年間、高級時計「モンテガR9」の独占販売契約を結んだ。しかし、2000年4月ロナウド選手が膝の負傷により長期間試合に出場できなくなり、多くの予約がキャンセルされ、売上げは一向に上がらなかった。契約額はおよそ700万フラン(約6億円)と売上げに見合ったロイヤリティーだったとスイス通信は伝えている。

 契約の条項には「選手が販売中は健康であること」と示してあるため、モンテガ社は支払済みの180万フラン(約1億5千万円)と損害賠償を求めた。ロナウド選手の方もモンテガ社が勝手に「R9」のロゴを使わずに同タイプの女性用小型時計を「アモレ」に計画変更したとして損害賠償と未払いの600万フラン(約5億円)を請求している。

モンテガ社の破産?

 2002年6月のジュネーブ州裁判所は女性ウオッチについては「R9」のロゴは使われていないとしてロナウド側の訴えを却下したため、地元紙では「世界の王者も法廷の前では敗者に」と話題になった。しかし、訴訟はまだ続いており、このためモンテガ社は借金に追われて、経営難に陥っているという。トリビューン・ド・ジュネーブ紙(10日付け)はモンテガ社は今年の5月から社名を変更、「Montres In Extenso」になったが、結局、破産せざるを得なくなったと伝えている。見出しには「ロナウドはモンテガ社に膝をつかせる(降参させる)」と皮肉っている。
 
 発売当時、この時計の定価は35万円から280万円。限定生産でゴールドの製品を1999個、プラチナ199個、ステンレススチールは19999個を生産予定で日本にはこのうち10%が入荷する予定だった。

 なお、先月、ブラジルでロナウド氏の代理人二人が脱税容疑で拘束されたと伝えられているが(6月4日、共同通信)スイスの銀行口座に約3340万ドル(約40億円)を不正に送金した疑いがあるとのことで、スイスとの問題はこれからも続きそうだ。ロナウド氏は昨年推定4500万ユーロ(約63億円)の移籍金でレアル・マドリードに入団している。


スイス国際放送、屋山明乃


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