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ローザンヌのオペラ「カルメン」日本ファンを魅了

ローザンヌ歌劇場は、3年かけて準備をし、20トンの衣装道具を送り込んだ。今、『カルメン』で日本のオペラファンを魅了する

ローザンヌ歌劇場がオペラ「カルメン」を日本で上演している。10月9日から26日まで15回の公演を12の都市で行なう。「ローザンヌ室内交響楽団」と「モーリス・ベジャール・バレエ団」 のダンサーたちを引き連れての、日本初公演となる。

ローザンヌ歌劇場は、3年かけて準備をし、20トンの衣装道具を送り込んだ。今、『カルメン』で日本のオペラファンを魅了する

4年前に始まった計画で、同劇場のディレクター、エリ・ビジ氏は3度日本を訪れ、東京文化会館、大阪フェスティバルホールなどの劇場を見て回った。およそ3万7000人のオペラファンがチューリヒの歌姫ノエミ・ネーデルマンのソプラノを楽しむことになりそうだ。

回を重ねる毎にうまく行く

 「公演は回を重ねる毎にうまく行き、観客も喜んでくれている」
 と、ビジ氏は満足気に語った。10月11日に大阪フェスティバルホールで行なわれた第3回公演は素晴らしいものになり、2700人のファンを魅了した。日本人はアルノー・ベルナール氏が指揮する劇的な恋物語が気に入ったようだ。

 今の所、125人のスイスからのオペラ演者たちは、日本の6つの子どもコーラスグループに囲まれ、なんの支障もなく公演を続けている。

 しかし、ローザンヌ歌劇場にとっても、日本側の主催者にとっても、東京公演は1つのチャレンジであった。ミラノのスカラ座からウィーンオペラ座まで、一流のオペラ座が次々に公演に来る、この首都では観客の目は肥えている。ローザンヌ歌劇場のように、小さく、さほど知られていないオペラ座が果たして受け入れられるかという懸念があった。

 「有名な上野の東京文化会館で、4回も公演できるようになった。これは大成功と言ってよく、スイスからの公演者の方々にとっても、自慢してよいことではないかと思う」
 と日本側の主催者代表は語った。

ミカエラを演じるノエミ・ネーデルマン

 1960年代から定期的に「カルメン」が日本では取り上げられているが、なぜ今回も同じ演目なのかという疑問に、
「日本の主催者が要求してきたもので、母国語がフランス語であるスイスフランス語圏のローザンヌ歌劇場のために、フランスオペラを選んでくれたのだと思う」
 との答えがビジ氏から返ってきた。

 今回チューリヒのソプラノ歌手ノエミ・ネーデルマン氏は、初めて日本公演を行い、また初めてミカエラの役を演じる。ミカエラはカルメンに誘惑され恋に落ちたドン・ホセのフィアンセで、ドン・ホセを取り戻そうとする女性。
「ミカエラは情熱的だがかなり『重い役』。若いときに演じると難しい。今回は初めて自分がこなせると思ったし、この役で自分の声が出せると感じた」
 とネーデルマン氏は言う。

 3年間も準備をし、しかも日本ではほとんど知られていない小規模のローザンヌ歌劇場にとって、公演する都市ごとで成功を収めることは素晴らしいことだ。また、外国での初公演をオペラの競争の激しい国で行なえることも、ローザンヌ歌劇場は喜んでいいのではないだろうか。

swissinfo、東京にて ジョルジュ・バウムガートナー 里信邦子 ( さとのぶ くにこ ) 訳 

舞台裏

ローザンヌ歌劇場は10トン入りのコンテナを2つ日本に送った。

内訳は4936キログラムの舞台装置や衣装、260キログラムの靴や化粧道具、150キログラムのかつら類となっている。これらを総合した、貨幣価値はおよそ100万フラン ( 9000万円 ) になる。

25人の舞台技師、照明技師、衣装・化粧担当に、通訳などのスタッフが加わり、ちょっとした「軍の小部隊」の様相を呈する。

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カルメン ( Carmen )

世界で最も人気のあるフランスオペラの1つ。

1875年3月3日にパリの「オペラ・コミック」で初めて上演された。

フランスの作家、プロスペリ・メリメが書いた小説にインスピレーションを得て、ジョルジュ・ビゼー ( 1838-1875 ) が作曲したオペラ。

恋に燃えやすく冷めやすい女性カルメン、カルメンに恋する衛兵伍長のドン・ホセ、ホセのフィアンセであるミカエラの織り成す恋物語が主題。

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