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ヴァリス州、産業活動停止

週末、集中豪雨とローヌ川氾濫による土石流が各地を襲ったヴァリス州では、多くの会社が休業状態になっている。道路・鉄道ともヴァリス州内外を結ぶ交通網はマヒしている。

週末、集中豪雨とローヌ川氾濫による土石流が各地を襲ったヴァリス州では、多くの会社が休業状態になっている。道路・鉄道ともヴァリス州内外を結ぶ交通網はマヒしている。

アルミニウム製造のアルグループと化学薬品のロンツァは、豪雨の被害の大きかった地域にある工場で、製造停止を余儀無くされている。ヴァリス州内外を結ぶ交通網は、まだ復旧されていない。「ロンツァのヴィスプ工場は、水害による被害はなかったが警報を受け退避。製造は先週金曜から停止している。」と工場長のステファン・ミシュラー氏は語る。工場のガス供給ラインが破壊されたが、17日中には製造を再開したいと述べた。

アルグループのシエール工場も、ガス供給ラインが破壊されたため閉鎖、またステグとチッピスの工場は水害で活動を停止している。アルグループのジャン=クリストフ・デスラーゼス氏によると、ステグとチッピスの社員は軍とともに復旧活動にあたっている。

スイス・レ銀行の洪水調査グループのアイヴォ・メンジンガー氏によると、ヴァリス州の推定被害総額は約10億スイスフランだ。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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