スイス、ハイパーループ技術をテスト

ヴァレー(ヴァリス)州にあるコロンベイ・ミュラに建設予定の全長3キロの試験走行路では、超高速の磁気浮上鉄道技術「ハイパーループ」がテストされる Eurotube

超高速輸送システム「ハイパーループ」の欧州初の試験場所として、スイス南部ヴァレー(ヴァリス)州コロンベイ・ミュラにある工業地区が選ばれた。来年後半に着工する予定。 

このコンテンツは 2018/12/17 10:18
Keystone SDA/sb

ユーロチューブは13日、スイス連邦鉄道(SBB)と提携してヴァレー州に高速真空輸送のテストを行うための全長3キロの試験走行路を建設すると発表した。 

実験段階のハイパーループ高速輸送システムは、乗客を乗せた「ポッド」と呼ばれるカプセルを磁気で浮かせて真空管の中を「音速で」移動できるようになる。連邦鉄道によれば、ハイパーループは最大時速1100キロで走行するように設計されているが、「コロンベイ・ミュラの試験走行路は最大時速900キロまで」と述べた。 

コロンベイ・ミュラが選ばれた理由として、非常に平坦な地形で、障害物がほとんどない点を挙げた。 

試験走行路が「今後の大容量輸送システムの構築と運用に重要な視点」を与えてくれるものと連邦鉄道は期待する。 

ハイパーループの試験走行路は欧州では初めてだが、世界の他の地域には既にいくつか建設されている。米国では、ペイパルやテスラ、そしてスペースXを創業した実業家イーロン・マスク氏がハイパーループコンテストを開始し、輸送システムの革命を目指す。2015年に始まった同コンテストはカリフォルニア州で開催され、今夏の第3回コンテストではスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)のチームが「EPFループ」で3位に輝いた。 

スイスでは数十年前、「スイスメトロ」と呼ばれる同様のプロジェクトが存在した。スイスの地下をめぐるトンネルに磁気浮上鉄道を走らせる構想だったが、最終的には資金集めに失敗し白紙になった。

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