献血の新エイズウィルス検査3月から導入
スイス輸血サービスでは3月から、遺伝子操作技術を用いて献血された血液中のエイズウィルスの有無を調べる新しい検査法を導入することを22日発表した。
導入される検査方法は遺伝子操作技術を利用するもので、過去3年間C型肝炎ウィルス検査に用いられているのと同じシステムに基づく。血液検査サービスを実施しているスイス赤十字社によると、この検査法では10日から12日で血液中のエイズウィルスを発見することが可能で、現行の検査法に要する20日間という日数を約半分に短縮することができる。
また、ルドルフ・シュワブ赤十字社血液サービス・ディレクターは22日、輸血によってC型肝炎、エイズなどの病気に感染した人に1人年間18、000スイスフランの補償金支払いを実施すると発表した。シュワブ氏によると、昨年は80年代と90年代初めに輸血によるウィルス感染した患者51人が、スイス赤十字基金から補償金を受けたという。
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