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日本人の目時氏、国際郵便事務局長に就任 スイスで式典

銅像
世界最古の国際組織の1つである万国郵便連合の設立(1874年)を記念し、ベルンに建てられたブロンズ像。 Keystone / Gaetan Bally

万国郵便連合(UPU)の目時政彦国際事務局長の就任式が5日、首都ベルンのUPU本部で開かれた。

就任は1日付で、任期は4年間。目時氏は式典で、UPUをさらに強化し、より持続可能な発展への道を歩むことを約束した。

目時氏は郵政省(現総務省)出身。2012年からUPUで郵便業務理事会の議長を務めた。UPUは192カ国・地域が加盟する国連専門機関で、前国際事務局長はケニアのビシャ・フセイン氏。

目時氏は昨年8月、局次長だったスイスのパスカル・クリヴァ氏、ベルギーの候補ら3人の中から国際事務局長に選出された。

地域紙ベルナー・ツァイトゥングは昨年8月、クリヴァ氏の落選の経緯について報道。UPU内部関係者は同紙に、組織内のセクハラや職員の違法解雇など、過去数年の複数のスキャンダルに対する指導部の対応に、加盟国が不満を持ったことが主な要因だったと明かした。

1874年に設立されたUPUは世界で最も古い国際機関の1つ。各国の郵便部門の協力促進を図る主要な国際フォーラムとなっている。

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